失敗したくないならチェック!プロが教える女子の部屋探しの鉄板ルール

物件を探す時、気になるのはどんなことですか? 間取り? 設備? それとも駅からの距離? 悩むポイントはたくさんあるでしょう。特に女性の一人暮らしだと、住みたい街の治安はどうなのか、防犯面で安心できる物件なのか、心配事はさらに増えるものです。そこで女性の物件探しについて、失敗しないためのポイントを住宅情報マガジン「いえーる すみかる」の編集長、千歳紘史さんに詳しく伺いました。


■街の治安の見極め方
「まずは住みたい街の治安がどうなのかが気になりますよね。『景観と治安は比例する』とも言われるように、街の景観がよいところのほうが、治安がよいと言えます。ここで言う『景観』とは、駅前の自転車置き場がきちんと管理されていたり、ゴミのポイ捨てがなかったりということです。
反対に、景観がよくない街、例えば空き家や、雑草が生えっぱなしの家が多いとか、落書きが多いような街は、治安はあまりよくないと言えるでしょう。街全体の雰囲気を見て、治安の良し悪しを判断しましょう。
次に、地元に詳しい不動産会社での物件探しがおすすめです。地元の不動産会社のほうが、地元の治安や住民性(住民の質)を熟知しています。物件そのものより住民性のほうが治安にかかわると言ってよいでしょう」

■駅からの距離・道
「交通機関からの徒歩での距離は、近ければ近いほどよいでしょう。というのは、物件そのもののセキュリティがしっかりしていても、駅から遠いと、帰り道で事故や犯罪にまきこまれる可能性があるからです。徒歩10分といっても、1分あたり80メートルで換算すると、かなりの距離を歩くことになります。予算の都合もあるので『予算の範囲で、駅からいちばん近いところ』がおすすめです。
自宅までの道には街灯やお店があるか、人通りがあるかを契約前に下見しましょう。パチンコ屋やゲームセンター、居酒屋などがある道は避けたほうがよいかもしれません。もし、通り道に公園がある場合は要注意です。公園は死角になりやすく、不審者が潜んでいることがあります」

■物件のある街の様子
「どんな人が住んでいるかが、治安と深く関わります。通行人が立ち話をしていたり、商店街があったりする地域なら、住民どうしが顔見知りで地域に気を配っている、つまり犯罪が起こりにくいと考えてよいでしょう。このあたりは、朝や夕方は通行人が増える時間帯なので、この時間帯に街の雰囲気を見に行くのも、一つの手ですね。
あとは、自分が生活するのに必要な施設があるか確認しましょう。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどは当然ですが、好みのカフェなど自分がほっとできるお店や場所があると、満足度が高くなりますよ」

■物件の管理状況
「内見の際に、ポストやゴミ捨て場などの共用部分がきれいにされているか、自転車置き場に自転車やバイクが乱雑になっていないか、廊下の電灯がきれたままになっていないかなどを確認しましょう。分譲賃貸に多い貼り紙は、古いものが貼りっぱなしになっていないかも、ぜひ確認を」

■セキュリティ面
「一般に1階より2階以上が安全だと言いますが、2階でも空き巣などが外から侵入できてしまう場合があるので、3階以上のほうが安心です。ベランダからの景観も必ず確認しましょう。死角になりやすいベランダだと、侵入経路になる可能性があります。
鍵は、複製しにくいディンプルキー(丸いくぼみが複数あるキー)を採用しているとよいでしょう。テレビ付きのインターホン、防犯カメラはもちろんあったほうが安全ですし、管理人は常駐でなくても、いるほうが安心です。
また、他の住人のベランダが散らかっていないかも、チェックしましょう。住人の意識の高さがわかります。余談ですが、隣人が植木や観葉植物をたくさん置いていると、虫が多い可能性がありますので、虫が苦手な人はそこも確認しておくとよいでしょう」
その他、内見の際にエレベーターの前と中に防犯カメラがあるか、エレベーターにガラス窓がついていて外から中が見えるかを確認するのもお忘れなく」

■間取り
「人気の角部屋は、防犯的には必ずしも良いとは限りません。多くの場合、角部屋は二面採光で室内が明るいですが、侵入経路が2つになるぶん、侵入しやすくなります。また、ワンルームよりは1Kなど、玄関と部屋の間にドアがある物件の方が、部屋の中が丸見えにならないので安心です」

■洗濯機置き場
「洗濯機が室外置きの場合、部屋のスペースを広く活用できるメリットがあると言えますが、外に置いていると洗濯機の中に砂が入るので、カバーをかけたほうがよいでしょう。ただ、冬は寒いですし、清潔という点で、やはり洗濯機置き場が室内の物件をおすすめします」

■キッチン
「IHとガスでは、ガスのほうが圧倒的に人気です。しかしIHは火力が弱いというイメージは、初期の100Vだった頃のこと。今では200Vが一般的になり、実はIHの火力はガスと変わらなくなっているので、どちらでも問題ないでしょう。
自炊をするならコンロは最低でも2口、プロパンガスより安価な都市ガスの物件がおすすめです」

■収納
「押し入れよりもクローゼットがある物件が人気です。コートやロングスカートなど丈の長い服を収納するのに、押し入れだと引きずってしまったり、曲がってしわになってしまったりするからです」

■女性専用マンション・アパートについて
「住民性とセキュリティの点で考えると、女性専用物件は、住人が女性だけということで共用設備をきれいに使う人が多いと考えられ、住人の質はよいといえます。セキュリティの観点では、鍵やインターホン、駅から近いなど、ここまでにあげた条件が当てはまるなら安全といえるでしょう。ただ、たとえ女性専用物件でも、木造建築でオートロックなしなどセキュリティが充分でない場合は、侵入されやすく狙われやすいのではないでしょうか。総合的な観点で選ぶことが大切です」

■暮らしはじめてからの注意点
―最後に、女性が一人暮らしを始めてから注意すべきことについて、アドバイスを伺いました。

・窓の鍵は二重鍵に
「ホームセンターなどで売っている鍵を、窓のサッシなどにつけましょう。特に1階・2階に住む人にはおすすめします。鍵を増やすと、空き巣の侵入にも時間がかかり、諦める確率が高くなります」

・約束していない訪問者は無視でもOK
「訪問者に対しては、インターホンで顔を確認してから対応しましょう。もしくは約束していない人が訪問してきても、無視して対応しないくらいのほうが、女性の一人暮らしなら安全です」

・長期不在には不在届を
「帰省などで長く不在にする場合、郵便局などにはあらかじめ不在連絡を。ポストに郵便物をためないようにしましょう」

・ホームセキュリティを入れる
「物件全体が入っているのがいちばん安心ですが、最近では月額3000円程度で契約できる個人プランもあります。家賃にプラスして払うだけで、かなり安心できるでしょう」

そのほか、下記のようなことに気をつけるとよいそうです。

・洗濯物を外に干さない
・かわいい色や柄のカーテンを避ける
・ゴミ捨てはなるべく時間ぎりぎりに出す
・個人情報の含まれる書類はシュレッダーにかけてから捨てる
・女性誌など、女性の家のゴミだと特定できるものは、袋の外から見えないようにして捨てる

それでは、みなさん防犯を心がけつつ、新しい街での一人暮らしを目いっぱい楽しんでください。

《取材協力》
千歳紘史(ちとせこうし)
日本最大級の不動産ポータルサイトのウェブサービス開発を担当。その後独立し、不動産に関するウェブマーケティングを支援する株式会社理想ラボを設立。また、住生活に関する様々な事業を展開するiYell株式会社の執行役員でもあり、お部屋探しや引っ越しなど「住まい」に関わる数々の知識を活かして、同社が運営する住宅情報マガジン「いえーる すみかる」の編集長も務める。
株式会社理想ラボ http://riso-labo.com/
iYell株式会社 https://iyell.co.jp/
住宅情報マガジン“いえーる すみかる” http://sumikaru.iyell.jp/

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